本日、フランサ選手の退団が発表されました。
これまでに何度も退団の噂はありましたが、正式に発表されると感慨深い思いになります。
フランサは5年前、Ｊ1残留の切り札としてレイソルにやって来ました。
しかし、シーズン途中での加入という事もあってチームにフィットすることなく、レイソルはＪ2に降格してしまいました。
翌年はＷ杯イヤーという事もあり、チームの主力は大半がレイソルを離れて行きましたが、元セレソンのフランサはレイソルに残留してくれました。
フランサを語る上で必要不可欠な、彼の人柄のよさはこの時はじめて知ることになりました。

Ｊ2時代には徐々に能力を発揮して行き、華麗なテクニックを随所で披露して行きます。
フランサの活躍もあってレイソルは1年でＪ1昇格を果たします。
しかしフランサにとっては、怪我がちな選手を印象づけるシーズンでもありました。

Ｊ1リーグに移ってからも、出場した試合は活躍する事が多く、日本に来るブラジル選手としては珍しい、【パス】で魅せる選手でした。

大げさかもしれませんが、2007年シーズンのフランサは歴代ＪリーガーでＮＯ1の【テクニック】を持っていたと感じています。

どんな場面でもピタリとパスを通し、どんな決定機でもパスにこだわるプレーは観ていて気持ちがよかったです。

そんなフランサですが、毎年怪我に悩まされシーズン通して活躍した事はなく、監督の頭を悩ませていたのも事実だと思います。

そして今年も怪我により長期離脱、若手の台頭もあり、完全に出場機会を失ってしまいました。

出場機会を求めての退団、という事ですが、彼のテクニックを持ってすれば、必ずどんな国でもやれると思います。
逆に、今のような稼働率ではどこの国でに行っても同じ結果が待っていると思います。

とにかくフランサに魅せられたサポーターの一人としては、どこに行っても応援しつづける気持ちは変わりません！

少しでも長い間、世界中のサッカーファンに華麗なテクニックを届けて欲しいと思います。
5年間ありがとう！フランサ！